このページでは一入の読み方と意味、「ひとしお」と「いちにゅう」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.一入の正しい読み方は「ひとしお」「いちにゅう」?

 

結論から言ってしまうと、一入の正しい読み方は「ひとしお」になります

 

 

一入の”一”は「いち」「ひと」、”入”は「はい(る)」「にゅう」「しお」と読むことができますが、一入は「ひとしお」と読むのが正しく、「いちにゅう」と読むのは間違いです。

 

次の章で一入の意味について解説していきます。

 

2.一入の意味について

 

一入は「染め物を染め汁に1回浸すこと/前よりも程度が増すこと。一際(ひときわ)。より一層。一段と」の意味として用いられています。

 

染め物を一度染料に浸すと、染める前よりも色が鮮やかに出てくることから転じて、”前よりも程度が増すこと”という後者の意味として使われるようになりました。

 

 

 

一入を用いた例文としては、「感慨も一入だ」や、
「一入身に染みる」のような使い方で用いられています。

 

一般的に一入は後者の意味で使われることがほとんどで、
どちらの例文も「一際。より一層。一段と」の意味で使用しています。

 

 

以上が「一入の読み方と意味、”ひとしお”と”いちにゅう”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 一入の正しい読み方は「ひとしお」で、「いちにゅう」は間違い。
  • 一入は「染め物を染め汁に1回浸すこと/前よりも程度が増すこと。一際。より一層。一段と」の意味。

 

 

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