さて日常的に使われるもので「大儀」という言葉があります。
この大儀に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
大儀がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは大儀の読み方と意味、「たいぎ」と「だいぎ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.大儀の正しい読み方は「たいぎ」「だいぎ」?
では大儀の正しい読み方は、「たいぎ」「だいぎ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、大儀の正しい読み方は「たいぎ」になります。
大儀の”大”は「おお(きい)」「だい」「たい」と読むことができますが、
大儀は「たいぎ」と読むのが正しく、「だいぎ」と読むのは間違いです。
また大儀(たいぎ)のように「大(たい)」が用いられている言葉には、
「大役(たいやく)・大化(たいか)・大概(たいがい)・大気(たいき)」などがあります。
大儀(たいぎ)のように「儀(ぎ)」が用いられている言葉には、
「儀式(ぎしき)・流儀(りゅうぎ)・行儀(ぎょうぎ)・婚儀(こんぎ)」などがあります。
次の章で大儀の意味と類義語について解説していきます。
2.大儀の意味と類義語について
では大儀の意味と類義語について見ていきましょう。
まず大儀は「重大な儀式のこと/面倒くさいこと/他人(特に目下の者)の骨折りを労(ねぎら)う言葉のこと」の意味として用いられています。
大儀を用いた例文としては、「階段を上るのも大儀だ」や、「大儀であった」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「面倒くさいこと」の意味で、後者の例文は「他人(特に目下の者)の骨折りを労う言葉のこと」の意味で使用しています。
また大儀の類義語としては、「難儀(なんぎ)・苦悶(くもん)・億劫(おっくう)・厄介(やっかい)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても大儀と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「大儀の読み方と意味、”たいぎ”と”だいぎ”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 大儀の正しい読み方は「たいぎ」で、「だいぎ」は間違い。
- 大儀は「重大な儀式のこと/面倒くさいこと/他人(特に目下の者)の骨折りを労う言葉」の意味。
- 大儀の類義語には、「難儀・苦悶・億劫・厄介」などがある。