さて日常的に使われるもので「恩赦」という言葉があります。
この恩赦に使用されている漢字(特に”赦”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは恩赦の読み方と意味、「おんしゃ」と「おんせき」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.恩赦の正しい読み方は「おんしゃ」「おんせき」?
では恩赦の正しい読み方は、「おんしゃ」「おんせき」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、恩赦の正しい読み方は「おんしゃ」になります。
恩赦の”赦”は「ゆる(す)」「しゃ」と読むことはできますが、
「せき」と読むことはできないので、恩赦を「おんせき」と読むのは間違いです。
また恩赦(おんしゃ)のように「恩(おん)」が用いられている言葉には、
「恩義(おんぎ)・恩恵(おんけい)・恩師(おんし)・恩賜(おんし)」などがあります。
恩赦(おんしゃ)のように「赦(しゃ)」が用いられている言葉には、
「容赦(ようしゃ)・大赦(たいしゃ)・特赦(とくしゃ)・赦免(しゃめん)」などがあります。
次の章で恩赦の意味と類義語について解説していきます。
2.恩赦の意味と類義語について
では恩赦の意味と類義語について見ていきましょう。
まず恩赦は「確定した刑の全部または一部を消滅させること」の意味として用いられています。
内閣が決定し、天皇の認証により行われます。
恩赦を用いた例文としては、「彼に恩赦を与える」や、
「恩赦が認められたことによるもの」のような使い方で用いられています。
また恩赦の類義語としては、「減刑(げんけい)・特赦(とくしゃ)・免除(めんじょ)・復権(ふっけん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても恩赦と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「恩赦の読み方と意味、”おんしゃ”と”おんせき”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 恩赦の正しい読み方は「おんしゃ」で、「おんせき」は間違い。
- 恩赦は「確定した刑の全部または一部を消滅させること」の意味。
- 恩赦の類義語には、「減刑・特赦・免除・復権」などがある。