さて日常的に使われるもので「落雁」という言葉があります。

 

この落雁に使用されている漢字(特に”雁”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。

 

そこでこのページでは落雁の読み方と意味、「らくがん」と「らくすい」どちらが正しいのかを解説します。

 

どうぞご覧ください。

 

 

 

1.落雁の正しい読み方は「らくがん」「らくすい」?

 

では落雁の正しい読み方は、「らくがん」「らくすい」どちらなのかを見ていきましょう。

 

結論から言ってしまうと、落雁の正しい読み方は「らくがん」になります

 

落雁の”雁”は「かり」「がん」と読むことはできますが、
「すい」と読むことはできないので、落雁を「らくすい」と読むのは間違いです

 

 

 

また落雁(らくがん)のように「落(らく)」が用いられている言葉には、
「落日(らくじつ)・当落(とうらく)・没落(ぼつらく)・落胆(らくたん)」などがあります。

 

落雁(らくがん)のように「雁(がん)」が用いられている言葉には、
「雁木(がんぎ)・雁行(がんこう)・雁皮(がんぴ)・雁首(がんくび)」などがあります。

 

 

次の章で落雁の意味と類義語について解説していきます。

 

2.落雁の意味と類義語について


※上は落雁(干菓子)の写真

 

では落雁の意味と類義語について見ていきましょう。

 

まず落雁は「空から舞い降りる雁(がん)のこと/干菓子(ひがし)のひとつ」の意味として用いられています。

 

 

雁というのは、”カモ目カモ科で比較的大形の水鳥の総称のこと”です。

 

そして干菓子のひとつである落雁は、”米・麦・大豆・小豆などの粉を主な材料として、砂糖・水あめなどを加えて固めた干菓子”になります。

 

 

 

落雁を用いた例文としては、「堅田の落雁は近江八景のひとつ」や、
「落雁と似た製法で作られる」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「空から舞い降りる雁のこと」の意味で、
後者の例文は「干菓子のひとつ」の意味で使用しています。

 

 

 

また落雁の類義語としては、「和菓子(わがし)・干菓子(ひがし)・外郎(ういろう)・月餅(げっぺい)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても落雁と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「落雁の読み方と意味、”らくがん”と”らくすい”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 落雁の正しい読み方は「らくがん」で、「らくすい」は間違い。
  • 落雁は「空から舞い降りる雁のこと/干菓子のひとつ」の意味。
  • 落雁の類義語には、「和菓子・干菓子・外郎・月餅」などがある。

 

 

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