結論から言ってしまうと、布施の正しい読み方は「ふせ」になります。
布施の”施”は「ほどこ(す)」「せ」「し」と読むことができますが、
布施は「ふせ」と読むのが正しく、「ふし」と読むのは間違いです。
また布施(ふせ)のように「布(ふ)」が用いられている言葉には、
「公布(こうふ)・財布(さいふ)・布石(ふせき)・布団(ふとん)」などがあります。
布施(ふせ)のように「施(せ)」が用いられている言葉には、
「施工(せこう)・施主(せしゅ)・施錠(せじょう)・施肥(せひ)」などがあります。
次の章で布施の意味について解説していきます。
布施は「他人に施し与えること/僧や巡礼などに金品を与えること。また、その金品のこと」の意味として用いられています。
布施を用いた例文としては、「貧しくても布施などの施しは受けない」や、「これは僧への布施だ」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「他人に施し与えること」の意味で、後者の例文は「僧や巡礼などに金品を与えること」の意味で使用しています。
また布施の類義語としては、「寄付(きふ)・援助(えんじょ)・募金(ぼきん)・寄贈(きぞう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても布施と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「布施の読み方と意味、”ふし”と”ふせ”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど