さて日常的に使われるもので「捺印」という言葉があります。
この捺印に使用されている漢字(特に”捺”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは捺印の読み方と意味、「なついん」と「ないん」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.捺印の正しい読み方は「なついん」「ないん」?
では捺印の正しい読み方は、「なついん」「ないん」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、捺印の正しい読み方は「なついん」になります。
捺印の”捺”は「お(す)」「なつ」と読むことはできますが、
「な」と読むことはできないので、捺印を「ないん」と読むのは間違いです。
また捺印(なついん)のように「捺(なつ)」が用いられている言葉は、
他には「押捺(おうなつ)」しか見つけることができませんでした。
捺印(なついん)のように「印(いん)」が用いられている言葉には、
「印象(いんしょう)・印籠(いんろう)・印税(いんぜい)・印刷(いんさつ)」などがあります。
次の章で捺印の意味と類義語について解説していきます。
2.捺印の意味と類義語について
では捺印の意味と類義語について見ていきましょう。
まず捺印は「判を押すこと。また、その押した印のこと」の意味として用いられています。
捺印を用いた例文としては、「署名捺印する」や、
「ここに捺印してください」のような使い方で用いられています。
また捺印の類義語としては、「押印(おういん)・押捺(おうなつ)・落款(らっかん)・消印(けしいん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても捺印と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「捺印の読み方と意味、”なついん”と”ないん”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 捺印の正しい読み方は「なついん」で、「ないん」は間違い。
- 捺印は「判を押すこと。また、その押した印のこと」の意味。
- 捺印の類義語には、「押印・押捺・落款・消印」などがある。