このページでは舌苔の読み方と意味、「ぜったい」と「したごけ」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.舌苔の正しい読み方は「ぜったい」「したごけ」?

 

結論から言ってしまうと、舌苔の正しい読み方は「ぜったい」になります

 

舌苔の”舌”は「した」「ぜつ」、”苔”は「こけ」「たい」と読むことができますが、舌苔は「ぜったい」と読むのが正しく、「したごけ」と読むのは間違いです

 

 

 

また舌苔(ぜったい)のように「舌(ぜっ)」が用いられている言葉には、
「舌禍(ぜっか)・舌戦(ぜっせん)・舌頭(ぜっとう)・舌尖(ぜっせん)」などがあります。

 

舌苔(ぜったい)のように「苔(たい)」が用いられている言葉には、
「掃苔(そうたい)・蘚苔(せんたい)・苔径(たいけい)・青苔(せいたい)」などがあります。

 

 

次の章で舌苔の意味について解説していきます。

 

2.舌苔の意味について

 

舌苔は「舌の表面に見られる、灰白色・褐色・錆(さび)色などの苔状のもの」の意味として用いられています。

 

舌苔は細菌・食べかす・口の中の粘膜などが舌に集まったものです。

 

 

 

舌苔はできやすさが人によって異なり、タバコの吸い過ぎ・口呼吸・ストレスなどにより、
唾液量が減ったり、口の中が渇いたりしてしまう人ほど舌苔ができやすくなります。

 

舌苔が舌の上でたまってくると、口臭・味が感じにくくなる・誤嚥性(ごえんせい)肺炎などのリスクが高まります

 

 

誤嚥(ごえん)というのは、”誤って飲食物などが気管や肺に入ってしまうこと”で、
それによって引き起こされる肺炎のことを”誤嚥性肺炎”と言います。

 

舌苔をためておくと細菌もどんどん繁殖してしまい、口臭・味が感じにくくなる・誤嚥性肺炎などのリスクも高くなるため注意が必要です。

 

 

以上が「舌苔の読み方と意味、”ぜったい”と”したごけ”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 舌苔の正しい読み方は「ぜったい」で、「したごけ」は間違い。
  • 舌苔は「舌の表面に見られる、灰白色・褐色・錆色などの苔状のもの」の意味。

 

 

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