さて日常的に使われるもので「恒久」という言葉があります。
この恒久に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
恒久がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは恒久の読み方と意味、「こうきゅう」と「たんきゅう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.恒久の正しい読み方は「こうきゅう」「たんきゅう」?
では恒久の正しい読み方は、「こうきゅう」「たんきゅう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、恒久の正しい読み方は「こうきゅう」になります。
恒久の”恒”は「こう」、”久”は「ひさ(しい)」「きゅう」と読むことはできますが、”恒”は「たん」と読むことはできないので、恒久を「たんきゅう」と読むのは間違いです。
恒久の”恒(こう)”という字は、担保(たんぽ)の”担(たん)”という字に似ているため注意が必要です。
また恒久(こうきゅう)のように「恒(こう)」が用いられている言葉には、
「恒温(こうおん)・恒常(こうじょう)・恒星(こうせい)・恒例(こうれい)」などがあります。
恒久(こうきゅう)のように「久(きゅう)」が用いられている言葉には、
「永久(えいきゅう)・久闊(きゅうかつ)・持久(じきゅう)・耐久(たいきゅう)」などがあります。
次の章で恒久の意味と類義語について解説していきます。
2.恒久の意味と類義語について
では恒久の意味と類義語について見ていきましょう。
まず恒久は「いつまでも変わらずに続くこと」の意味として用いられています。
恒久を用いた例文としては、「恒久の平和を実現させる」や、
「変更を恒久的なものとする」のような使い方で用いられています。
また恒久の類義語としては、「久遠(くおん)・永久(えいきゅう)・永遠(えいえん)・悠久(ゆうきゅう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても恒久と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「恒久の読み方と意味、”こうきゅう”と”たんきゅう”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 恒久の正しい読み方は「こうきゅう」で、「たんきゅう」は間違い。
- 恒久は「いつまでも変わらずに続くこと」の意味。
- 恒久の類義語には、「久遠・永久・永遠・悠久」などがある。