さて日常的に使われるもので「享年」という言葉があります。
この享年に使用されている漢字(特に”享”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは享年の読み方と意味、「きょうねん」と「けいねん」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.享年の正しい読み方は「きょうねん」「けいねん」?
では享年の正しい読み方は、「きょうねん」「けいねん」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、享年の正しい読み方は「きょうねん」になります。
享年の”享”は「きょう」と読むことはできますが、「けい」と読むことはできないので、享年を「けいねん」と読むのは間違いです。
また享年(きょうねん)のように「享(きょう)」が用いられている言葉には、
「享受(きょうじゅ)・享楽(きょうらく)・享有(きょうゆう)・享食(きょうしょく)」などがあります。
享年(きょうねん)のように「年(ねん)」が用いられている言葉には、
「往年(おうねん)・年齢(ねんれい)・式年(しきねん)・生年(せいねん)」などがあります。
次の章で享年の意味と類義語について解説していきます。
2.享年の意味と類義語について
では享年の意味と類義語について見ていきましょう。
まず享年は「死んだときの年齢のこと」の意味として用いられています。
享年を用いた例文としては、「享年80歳です」や、
「享年は77歳でした」のような使い方で用いられています。
また享年の類義語としては、「没年(ぼつねん)・行年(ぎょうねん)・天寿(てんじゅ)・年端(としは)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても享年と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「享年の読み方と意味、”きょうねん”と”けいねん”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 享年の正しい読み方は「きょうねん」で、「けいねん」は間違い。
- 享年は「死んだときの年齢のこと」の意味。
- 享年の類義語には、「没年・行年・天寿・年端」などがある。