さて日常的に使われるもので「皆無」という言葉があります。
この皆無に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
皆無がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは皆無の読み方と意味、「かいむ」と「みななし」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.皆無の正しい読み方は「かいむ」「みななし」?
では皆無の正しい読み方は、「かいむ」「みななし」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、皆無の正しい読み方は「かいむ」になります。
皆無の”皆”は「みな」「かい」、”無”は「な(し)」「む」と読むことができますが、皆無は「かいむ」と読むのが正しく、「みななし」と読むのは間違いです。
また皆無(かいむ)のように「皆(かい)」が用いられている言葉には、
「皆目(かいもく)・皆勤(かいきん)・皆伝(かいでん)・皆済(かいさい)」などがあります。
皆無(かいむ)のように「無(む)」が用いられている言葉には、
「有無(うむ)・虚無(きょむ)・無敵(むてき)・無念(むねん)」などがあります。
次の章で皆無の意味と類義語について解説していきます。
2.皆無の意味と類義語について
では皆無の意味と類義語について見ていきましょう。
まず皆無は「少しもないこと。何もないこと」の意味として用いられています。
皆無を用いた例文としては、「その可能性は皆無だ」や、
「その分野の知識は皆無だ」のような使い方で用いられています。
また皆無の類義語としては、「空白(くうはく)・絶無(ぜつむ)・空疎(くうそ)・虚無(きょむ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても皆無と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「皆無の読み方と意味、”かいむ”と”みななし”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 皆無の正しい読み方は「かいむ」で、「みななし」は間違い。
- 皆無は「少しもないこと。何もないこと」の意味。
- 皆無の類義語には、「空白・絶無・空疎・虚無」などがある。