さて日常的に使われることはほとんどないですが、「減反」という言葉があります。
この減反に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
減反がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは減反の読み方と意味、「げんはん」と「げんたん」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.減反の正しい読み方は「げんはん」「げんたん」?
では減反の正しい読み方は、「げんはん」「げんたん」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、減反の正しい読み方は「げんたん」になります。
減反の”反”は「そ(る)」「はん」「たん」と読むことができますが、
減反は「げんたん」と読むのが正しく、「げんはん」と読むのは間違いです。
また減反(げんたん)のように「減(げん)」が用いられている言葉には、
「軽減(けいげん)・加減(かげん)・減税(げんぜい)・減退(げんたい)」などがあります。
減反(げんたん)のように「反(たん)」が用いられている言葉には、
「増反(ぞうたん)・反物(たんもの)・反収(たんしゅう)・反歩(たんぶ)」などがあります。
次の章で減反の意味と類義語について解説していきます。
2.減反の意味と類義語について
では減反の意味と類義語について見ていきましょう。
まず減反は「農作物の作付け面積を減らすこと」の意味として用いられています。
作付けというのは、”田畑に作物を植えること”を意味するため、
減反というのは、”田畑に作物を植えるための面積を減らすこと”を意味しています。
反(たん)は”尺貫法(しゃっかんほう)における面積を表す単位のこと”です。
また減反の類義語としては、「減産(げんさん)・削減(さくげん)・縮小(しゅくしょう)・減少(げんしょう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても減反と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「減反の読み方と意味、”げんはん”と”げんたん”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 減反の正しい読み方は「げんたん」で、「げんはん」は間違い。
- 減反は「農作物の作付け面積を減らすこと」の意味。
- 減反の類義語には、「減産・削減・縮小・減少」などがある。