さて日常的に使われるもので「労う」という言葉があります。
この労うに用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
労うがどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは労うの読み方と意味、「ねぎらう」と「うやまう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.労うの正しい読み方は「ねぎらう」「うやまう」?
では労うの正しい読み方は、「ねぎらう」「うやまう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、労うの正しい読み方は「ねぎらう」になります。
労うの”労”は「いたわ(る)」「ねぎら(う)」「ろう」と読むことはできますが、
「うやま(う)」と読むことはできないので、労うを「うやまう」と読むのは間違いです。
「うやまう」というのは、”敬う”と書き表されるため注意が必要です。
次の章で労うの意味と類義語について解説していきます。
2.労うの意味と類義語について
では労うの意味と類義語について見ていきましょう。
まず労うは「苦労・尽力した人の労を認めて感謝すること」の意味として用いられています。
労うは”自分と同等か下の立場の人に対して用いる言葉”で、
上司など自分よりも上の立場の人に使うのは失礼だとされています。
労うを用いた例文としては、「彼のこれまでの苦労を労う」や、
「私を育ててくれた両親を労う」のような使い方で用いられています。
また労うの類義語としては、「慰労(いろう)・慰問(いもん)・慰謝(いしゃ)・見舞う(みまう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても労うと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「労うの読み方と意味、”ねぎらう”と”うやまう”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 労うの正しい読み方は「ねぎらう」で、「うやまう」は間違い。
- 労うは「苦労・尽力した人の労を認めて感謝すること」の意味。
- 労うの類義語には、「慰労・慰問・慰謝・見舞う」などがある。