さて日常的に使われるもので「拘泥」という言葉があります。
この拘泥に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
拘泥がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは拘泥の読み方と意味、「こうでい」と「こうどろ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.拘泥の正しい読み方は「こうでい」「こうどろ」?
では拘泥の正しい読み方は、「こうでい」「こうどろ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、拘泥の正しい読み方は「こうでい」になります。
拘泥の”拘”は「こだわ(る)」「こう」、”泥”は「どろ」「でい」と読むことができますが、拘泥は「こうでい」と読むのが正しく、「こうどろ」と読むのは間違いです。
また拘泥(こうでい)のように「拘(こう)」が用いられている言葉には、
「拘束(こうそく)・拘留(こうりゅう)・拘置(こうち)・拘禁(こうきん)」などがあります。
拘泥(こうでい)のように「泥(でい)」が用いられている言葉には、
「金泥(こんでい)・春泥(しゅんでい)・泥土(でいど)・泥酔(でいすい)」などがあります。
次の章で拘泥の意味と類義語について解説していきます。
2.拘泥の意味と類義語について
では拘泥の意味と類義語について見ていきましょう。
まず拘泥は「拘(こだわ)ること。気にしてとらわれること」の意味として用いられています。
拘泥を用いた例文としては、「小さなことに拘泥する」や、
「つまらない事に拘泥する」のような使い方で用いられています。
また拘泥の類義語としては、「執心(しゅうしん)・妄執(もうしゅう)・固執(こしつ)・忘我(ぼうが)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても拘泥と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「拘泥の読み方と意味、”こうでい”と”こうどろ”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 拘泥の正しい読み方は「こうでい」で、「こうどろ」は間違い。
- 拘泥は「拘ること。気にしてとらわれること」の意味。
- 拘泥の類義語には、「執心・妄執・固執・忘我」などがある。