さて日常的に使われることはほとんどないですが、「外題」という言葉があります。
この外題に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
外題がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは外題の読み方と意味、「げだい」と「がいだい」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.外題の正しい読み方は「げだい」「がいだい」?
では外題の正しい読み方は、「げだい」「がいだい」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、外題の正しい読み方は「げだい」になります。
外題の”外”は「そと」「がい」「げ」と読むことができますが、
外題は「げだい」と読むのが正しく、「がいだい」と読むのは間違いです。
また外題(げだい)のように「外(げ)」が用いられている言葉には、
「外科(げか)・外典(げてん)・外道(げどう)・外陣(げじん)」などがあります。
外題(げだい)のように「題(だい)」が用いられている言葉には、
「演題(えんだい)・議題(ぎだい)・宿題(しゅくだい)・題名(だいめい)」などがあります。
次の章で外題の意味と類義語について解説していきます。
2.外題の意味と類義語について
では外題の意味と類義語について見ていきましょう。
まず外題は「書物の表紙に記すその本の名前のこと/歌舞伎・浄瑠璃における題名のこと」の意味として用いられています。
外題を用いた例文としては、「その本の外題はよく使われている」や、
「予定されていた外題と異なる」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「書物の表紙に記すその本の名前」の意味で、
後者の例文は「歌舞伎・浄瑠璃における題名」の意味で使用されています。
また外題の類義語としては、「題目(だいもく)・表題(ひょうだい)・演目(えんもく)・作品名(さくひんめい)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても外題と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「外題の読み方と意味、”げだい”と”がいだい”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 外題の正しい読み方は「げだい」で、「がいだい」は間違い。
- 外題は「書物の表紙に記すその本の名前のこと/歌舞伎・浄瑠璃における題名のこと」の意味。
- 外題の類義語には、「題目・表題・演目・作品名」などがある。