さて日常的に使われるもので「元利」という言葉があります。
この元利に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
元利がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは元利の読み方と意味、「がんり」と「げんり」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.元利の正しい読み方は「がんり」「げんり」?
では元利の正しい読み方は、「がんり」「げんり」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、元利の正しい読み方は「がんり」になります。
元利の”元”は「もと」「げん」「がん」と読むことができますが、
元利は「がんり」と読むのが正しく、「げんり」と読むのは間違いです。
また元利(がんり)のように「元(がん)」が用いられている言葉には、
「元本(がんぽん)・元旦(がんたん)・元来(がんらい)・元祖(がんそ)」などがあります。
元利(がんり)のように「利(り)」が用いられている言葉には、
「営利(えいり)・金利(きんり)・権利(けんり)・勝利(しょうり)」などがあります。
次の章で元利の意味と類義語について解説していきます。
2.元利の意味と類義語について
では元利の意味と類義語について見ていきましょう。
まず元利は「元金(がんきん)と利息のこと」の意味として用いられています。
元金というのは、”貸し借りした元のお金のこと”です。
元利を用いた例文としては、「元利を計算する」や、
「元利金を受け取る」のような使い方で用いられています。
また元利の類義語としては、「金利(きんり)・利息(りそく)・利子(りし)・日歩(ひぶ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても元利と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
関連:利子と利息の違いとは?
以上が「元利の読み方と意味、”がんり”と”げんり”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 元利の正しい読み方は「がんり」で、「げんり」は間違い。
- 元利は「元金と利息のこと」の意味。
- 元利の類義語には、「金利・利息・利子・日歩」などがある。